ジャワガムランについて

2013年11月 7日 (木)

ジャワガムランのCD発売中

浜松市楽器博物館よりジャワガムランのCDが2013年6月に発売されました。

演奏はランバンサリです。スミヤントもお手伝いとして参加させてもらいました。

浜松市楽器博物館コレクションシリーズ44
ジャワ・ガムラン〜インドネシア中部ジャワ 青銅打楽器の輝き〜
演奏:ランバンサリ
企画・制作:浜松市楽器博物館
定価 3,045円
CD(ディスク枚数:1枚)
収録時間:78分47秒
ブックレット(34ページ)
2013年6月7日発売

http://lambangsari.com/201306lambangsaricd/

[ランバンサリのHPより]
1985年の結成以来、ジャワガムランを日本に紹介してきたランバンサリが、浜松市楽器博物館が所蔵する楽器を演奏。古都スラカルタ様式による様々な作品のほか、日本の歌や、ひとつひとつの楽器の響きを収めた多数のトラックを収録しています。楽曲解説、楽器紹介から、ガムラン音楽のしくみやその思想までを詳細につづったブックレットも充実していて、ガムランの成り立ちをすみずみまで伝える貴重な一枚です。

購入は、ランバンサリのHPからも申し込みできますが、楽天アマゾンからもできます。楽天やアマゾンのサイトでは、試聴もできます。

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2011年5月 9日 (月)

Saron penerus

何回もsaron penerus にかんして書きたいことがある。しかし、考えれば考えるほど説明するのが難しいと感じている。

saronpanerus.jpg

(c)University of South Dakota

たまに、ガムランを演奏していて、ちょうどbalungan nibaniで、あるgedhingをやっている時のsaron penerusのひき方が気になってる。

ガムランを始めたばかりの時(高校@ソロ)、先生に教えてもらったのは balungan nibaniの時(例:ー3ー2)のsaron penerusのひき方は 5332 になる、つまり ー(pin/rest)の所に次の数字の一つ上を入れて弾く。  (ガムランの鍵盤は 6 1 2 3 5 6 1(slendro))

それで例えば こういうbalungan - 2 - 1 - 2 - 6 - 3 -6 - 3 - 2 だったらsaron penerus は 3 2 2 1 3 2 1 6 5 3 1 6 5 3 5 2 になる。

しかし、大学に入って 先輩とklenengan をやってsaron penerusを ひかせてもらった時、ちょうど出たgendhingはbalungan nibani だった。先生に教えてもらったやり方でやった。

演奏が終わったら先輩に、「さっきのbalungan nibaniのsaronpenerus は間違いはなかったが "nglagu" というやり方でやったらもっと面白くて気持ちよい」と言われた。

saron penerus はガムランの中でbalungan という楽器の種類であるのでbalungan(=楽譜通りで弾く)という楽器。でも先輩は"nglagu" でやろうと言っていた。nglagu、つまり 歌う/楽譜と違う/improvisation かな。

ガムランの楽器の中でgender, rebab, gambang, gender penerus, sulingという楽器が楽譜と全く違うことを弾く。 「なんでnglaguで気持ち良くなりますか?」と聞いたら、その”普通”(balungan)のやり方は、irama tanggung, irama dadiのときは問題はあまりないけど、irama wiled, irama rangkepのときは弾く人もつまらないし、hasil sajian gendhingも今一つ。今二つか三つに成るようにnglagu で野郎(おやじ) nglaguのやり方はまたkapan-kapan.(6123 6632 -1-6)

(スミ)

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2011年3月 4日 (金)

ガムランの数字

ガムランのbalungan(楽譜)で使ってる数字は 1、2、3、4、5、6、7です。ジャワ語で言うと 1=siji, 2 =loro, 3=telu, 4=papat, 5=lima, 6=enem, 7=pitu ですが、ガムランのbalunganでは読み方が変わる。1=ji, 2=ro, 3=lu, 4=pat, 5=ma, 6=nem, 7=piと読む.

なぜ大体後ろの母音だげ言うのか:
1.ジャワ人は人の名前を呼ぶ時は後ろの名前(母音)を呼ぶ。例えば、Joko (男の人の名前)、呼ぶ時は"KO", Sugiyem(女の人の名前)は、"yem"と呼ぶ。

2.siji〜pitu は全ての数字は二つの母音であるので一つの母音になるように後ろ母音を使ってる。do, re,mi,fa,so,la,si,doと同じだ。

pitu/7だけはPi (前の母音)を言う、なぜかというと、7272 (こういうbalungan(ガムランの楽譜)があったとすると)、もし後ろの母音で言うと tu ro tu roになる。tu ro というとjawa 語で言い間違えたり聞き間違えたりしたら、失礼な言葉になるからだ。だから 7272(pi ro pi ro)になってる訳だ。

曲の名前の時は、着いてる数字はそのまま読む。例えば:1。Gambir Sawit gendhing kethuk 2 kerep minggah 4 = Gambir Sawit gendhing kethuk "loro" minggah "papat" 2。Kaminari gendhing kethuk 8 kerep minggah 16= Kaminari gendhing kethuk "wolu" minggah "nem belas" 3535677.232567

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2011年2月17日 (木)

十年ぶりの思い出

Jineman kandhegという曲がある。この曲は、jinemanの中でも私が一番好きなjinemanである。

初めてこのjinemanを弾いたのは 高校2年生の時だった。同級生にそのjinemannを教えてもらった。irama dadi (一つのガムランのテンポ)だげでやって(大体のjinemanはirama dadi/irama wiledからirama rangkepに変更)とってもシンプルな曲で歌いやすいjineman。

高校生の時、一人でgender(ガムランの中に重要な楽器)を弾きながら歌ったりしていた。しかし、なぜか分からないけど、このjineman kandhegは、高校時代から大学卒業までに参加した演奏(ワヤンとクルネガン)で、聞いたりやったりはあまりなかった。

この間、2月13日に大阪のhana jossガムラングループでの演奏会でjineman kandhegを聞いた。さらに、3人のsindhen(ガムランの歌手)が交代で歌ってた。すごく感動した。3人とも素敵に歌ってた。

十年ぶり以上、jineman kandhegを耳にした。残念ながら、歌っていたsindhenの名前は忘れた(酔っぱらってたからかな)。また、その美しい歌声、素晴らしいガムランの魂で癒されたい。

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2011年2月15日 (火)

第3回理論講座の内容

第3回ガムラン理論講座は、2月27日(日)に開催します。

詳細は、こちらをご覧ください。

内容は、さまざまな曲の形についてになると思います。

前回は、楽器の種類の話といくつかの曲のかたちの話で終わりました。

例えば、penconというのは、突起が出ている楽器。 bilahは、鍵盤のかたちをしたもの。あとは、その他(dll=dan lain-lain)ということで、太鼓や笛、ルバーブという弦楽器、さらには歌など。

曲のかたちとしては、ランチャラン(lancaran)/クタワン(ketawang)/ラドラン(ladrang)などの曲のかたちの話を少ししました。

3回目の今回は、おそらくこの辺りの話から、もう少し大きな曲のかたちの話まで行くでしょうか。 いろいろなガムランの雑談も交えてお話をします。 素朴な疑問などにもお答えするので、皆さん是非ご参加ください。

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2011年1月28日 (金)

ロンドンのガムラングループ

ガムランをやっている人は、インドネシアや日本に限らず世界中にいます。

盛んなのはイギリスやアメリカなど。 今は仕事でロンドンにいます。

ロンドンにもガムラングループがあります。インドネシアに留学中にも何人かイギリス人やヨーロッパの人には会ったけれど、私自身はそれほどお友達と呼べるような知り合いはロンドンにはいなく、そもそもは時間もないだろうし、多分練習している場所もきっと郊外だろうなどと思っていたので、あまり遊びにいくつもりはありませんでした。

ただ、そこで教えているPeterという人はスミヤントのお友達。なので、スミからは、遊びに行ってみたらとはいわれていました。

ガムラングループのウェブサイトを見ると木曜日は6時からが中級者用、8時からが上級者用のクラスがあります。木曜は、丁度仕事が8時前に終わったし、いたところから練習をやっている場所には、地下鉄で1本で行けることもわかり、せっかくなので、練習を訪ねることにしました。

Waterlooという地下鉄の駅からちょっと歩いたRoyal Festival Hallという大きな劇場みたいな建物の中にあるそう。

何も連絡せず来ているので、中に入れるのか心配だったけれど、ガラス張りの建物は、ロビーにはレストランみたいなものもあり、夜8時すぎでも人が多く、まったくオープン。意外にセキュリティが厳しくないというか、人が集まる場所という感じ。

これがRoyal Festival Hallの外観。ガトウィック空港の中に写真があったので、それを撮影したもの。左側の写真がHall。とっても立派な建物。まさかこの中にガムランの練習場所があるとも思えないのだけれど。右側はさらに周辺がうつっている写真。大きな観覧車がありました。Big Eyeという観光名所だとか。

royalfestivalhall.jpg royalfestivalhall2.jpg

 

ちょっと下に降りるとすぐにガムランの部屋を見つけました。すでに8時半ごろで、丁度曲の入れ替えなのか、練習を始めようとしているところ。中に入り、「見てもいいですか?」と聞き、しばらく座って聞いてました。

昼間は1日中会議などで、ずーっと人の声を聞いていたので、ガムランを聞くと1日のストレスが消えていく感じ。

教えているのは、イギリス人の先生。生徒もほとんどがイギリス人のよう。途中で、「ガムランは弾けるの?」と先生に聞かれ、演奏に入ったらと誘われました。

先生はやはりPeterで、私は初対面だったけれど、スミヤントのことを話すと、Peterはとてもびっくりして、スミが一緒じゃないことをとても残念がっていました。

私が、演奏よりは踊りの方が専門だというと、では、何が踊れるのかということで、踊りもすることに。普段は踊りをする人がいないらしく、太鼓をたたくPeterも5年ぶりぐらいで、忘れているかもといいつつも、Gambyong PangkurとMenak Koncarという2曲ほど演奏してくれました。

一人去年ソロで少し踊りを習ったという女の子もいて、一緒にGambyongは踊りました。ただ、サンプールという踊りの時に使う布がなく、生徒のちょっと長めのスカーフを借りて踊るということに。

演奏の方も、最初私が聞いていた曲は新しい曲だったのか、グンデルとかルバーブとかを弾いている人もいなく、なんとなく初心者っぽくて、これが上級クラスなのかな?と実は疑問に思っていたのだけれど、すでに習った曲などはグンデルや、ルバーブにも人が入り、シンデン(女性の歌手)もいて、なかなかやはり上級者なのねと感心。

半分くらいはソロに勉強しに行ったこともある人たちでした。 southbank.jpg

いきなり遊びに行った私を快く受け入れてくれて、本当にありがとうございました。

夜遅いし、入れないかもしれないし、行こうかどうかと悩んでいたのだけれど、行ってみてよかったです。とても楽しく過ごせました。(亜矢子)

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